研究室

腫瘍薬物療法学(須野学)[研究者向け]

主な研究テーマ

薬物療法(主にがん化学療法)における適正使用および投与設計に関する研究
薬剤師による臨床介入の有用性に関する臨床薬学研究

  1. 生体内薬物濃度解析に基づく医薬品の適正使用に関わる研究
  2. がん化学療法における有害事象の病態解明および有効な支持療法薬の研究
  3. エビデンスに基づく医薬品適正使用法に関する研究
  4. 薬剤師による臨床介入における有用性についての検証

研究の概要

臨床薬学研究

現在の死因の中でも「がん」はトップにあげられ、その患者数は高齢化社会により年々増加しています。さらに、癌腫によっては多くの患者は再発し、化学療法に抵抗性を示すなど、臨床上問題となっています。この再発および再発後の化学療法抵抗性に対する病態メカニズムおよび確実な治療法は未だ明らかにされておらず、基礎研究および臨床研究を融合して科学的根拠に基づく適切な治療法を確立することが緊急な課題となっています。私たちは、この課題を解決していく上で病態メカニズムの解明、さらには新しい治療方法の開発を目指し研究を行っています。その結果、これまでに報告のなかった抗がん薬パクリタキセルの血中濃度の測定法を開発し臨床応用しました。薬物体内動態に基づく抗がん作用との関連性に着目し、解明を行なっています。

また、近年は分子標的薬が臨床において使用され、その有害事象は多様性を示します。この有害事象をコントロールし、治療を成功に導くのも薬剤師の責務であります。有害事象の発生メカニズムを明らかにし、適切な薬物を用いることによって、有害事象の発症リスクを軽減する臨床介入試験を行っています。

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最近の主な発表論文

  1. T. Kono, M. Satomi, T. Asama, Y. Ebisawa, N. Chisato, M. Suno, H. Karasaki,H. Furukawa, K.Matsubara. Cetuximab-induced hypomagnesaemia aggravates peripheral sensory neurotoxicity caused by oxaliplatin. J. Gastroint. Oncol., 1: 97-101, 2010
  2. T. Kono, M. Satomi, N. Chisato, Y. Ebisawa, M. Suno, T. Asama, H. Karasaki, K. Matsubara, H. Furukawa, Topical Application of Hangeshashinto (TJ-14) in the Treatment of Chemotherapy-Induced Oral Mucositis. World J. Oncol., 1: 232-235, 2010
  3. M. Suno, T. Kunisawa, A. Yamagishi, T. Ono, J. Yamamoto, T. Yamada, Y. Tasaki, K.Shimizu, H. Iwasaki, K. Matsubara Detection of landiolol using high-performance liquid chromatography/fluorescence: A blood esterase-sensitive ultra-short-acting β1-receptor antagonist. J. Chromatogr. B, 877: 1705-1708, 2009
  4. M. Suno, T. Ono, S. Iida, N. Umetsu, K. Ohtaki, T. Yamada, T. Awaya, M. Satomi, Y. Tasaki, K. Shimizu, K. Matsubara, Improved high-performance liquid chromatographic detection of paclitaxel in patient’s plasma using solid phase extraction, and semi-micro bore C18 separation and UV detection. J. Chromatogr. B, 860: 141-144, 2007

教員紹介

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須野 学
Manabu SUNO
専門分野 臨床薬学
所属学会 日本薬学会、日本臨床薬理学会、日本医療薬学会、日本病院薬剤師会、米国臨床薬剤師会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会、日本臨床精神神経薬理学会

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