研究室

生体膜機能生化学[受験生・一般の方向け]

こんなことを研究しています

生きていくこと。その一面は、ご飯を食べておしっことうんこをすることの繰り返しです。この過程は、細胞レベル・器官レベルで考えると、栄養物の吸収・代謝物の全身分布・老廃物の排泄に相当します。これらの過程をつかさどる装置がトランスポーターとよばれるタンパク質で、人には約500種存在しています。言い換えれば、この500種類のタンパク質で人が生きるために必要な物質の運搬を全て賄っている訳です。ちょっとびっくりしませんか? でも、もっと驚くのが、科学が進んだ(と考えられている)この現在でも、この過半数のトランスポーターが実際なにを運搬しているのか全くわからないという事実です。私たちは、この問題を解く一般的方法(数学的にいうと個数nの一般解)を考えつきました。そして、この方法を用いて一つ一つ未知のトランスポーターの機能を明らかにしています。これまでに、グルタミン酸・アスパラギン酸・ATP・尿酸・カチオン性薬物・ニコチン・植物ホルモンのトランスポーターを見つけました。ああ、無限とはいわないが、道はまだ続く!

教員紹介

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森山 芳則
Yoshinori MORIYAMA
専門分野 生化学

受験生、在学生にひとこと

研究という活動は少しずつ少しずつ価値を高めていく作業です。墨をすることに似ています。得られた成果が、いろんな意味で、人にとり地球の生態系全体にとり有益であればあるほど、よい研究だということができると思っています。私は、その作業を研究室に所属する学生さんと一緒に進めています。その過程は登山に似ているかもしれません。オーケストラに似ているかもしれません。みんなで苦労して一歩一歩登り、峠を越え、思いもかけず遥かに広がる景色が見渡せた時など、生きててよかったと思います。この喜びを追う内に、いつしか年をとってしまいましたが、まだまだ全然君たちには負けないですよ。私たちの研究の旅に、いつか君たちも加わってくれることを期待しています。

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