大学院

研究室紹介(救急薬学分野)

私たちは、岡山大学薬学部救急薬学講座設立に向け、3つの理念をもとに本学の発展に寄与いたします。
救急薬学分野のホームページ

理念

  1. 救急薬学の学問が確立・発展するために、救急医療に関連した薬学教育・研究を介して我が国の医療に貢献します
  2. 救急薬学を通じ、岡山大学薬学部および大学院医歯薬学総合研究科における教育の充実を図るとともに大学病院と薬学部の連携を担います
  3. 地域医療に貢献し、薬剤師会・病院薬剤師会との交流に寄与いたします

基本方針

p2_2_01救急薬学分野の開設は岡山大学薬学部が全国初となり、医療の幅広い領域を網羅するグローバルな臨床系講座であります。救命救急は医療の原点ともいわれ、薬学的観点からも薬学教育の変革期に重要な役割を担う学問となります。学部教育にあたっては、生命の尊厳、医療倫理、安全管理の意識改革、医療人として相応しい態度を涵養し、今後さらなる革新を遂げる薬学教育へ対処すべく薬学界に貢献いたします。平成24年度からはシミュレータを導入した臨床前教育の充実はもちろんのこと、岡山大学薬学部の特徴ともいえる岡山大学病院3次救急センターでの病院実務実習も開始いたしました。また、国立大学の先端を担う大学院教育では、救急現場における実践教育と救急医療から学ぶ薬学的発想からなるトランスレーショナルリサーチへの発展に寄与し、先導的薬剤師を全国に輩出いたします。
 

救急薬学とは如何なる学問か

救急医療では、心肺停止、多発外傷、重症感染症、心筋梗塞、脳血管障害、薬毒物中毒などの多様で重篤な患者を受け入れ、救急専門医が診療を看護師が患者ケアを担当するシステムが従来一般的でありました。周知の如く、医療の発展に伴い救急現場では医師・看護師のみで現場を運用することは困難を極めます。上記疾患患者管理においては薬学の専門知識が必須となり、救急医療を担い特化した薬物治療、医薬品情報の提供に関する医療教育と臨床研究を主催するのが「救急薬学」となります。

救急薬学の課題

国民の記憶に刻まれた東日本大震災では、薬剤師が被災現場に不足した事実により、日本の医療体系の欠陥が取りざたされ、同時に災害医療における薬剤師の重要性が再認識される契機にもなりました。医薬品の流通が可能となり、医薬品が災害現場に存在しても適正に扱える薬剤師がそこにはいないといった現状を目の当たりにしましたが、薬剤師が災害現場に派遣されない、或いは薬剤師が支援に当たらなかった理由として次のことがあげられます。

  1. 薬剤師が緊急時に対応できる体制が確立できていない。
  2. 薬剤師の緊急時における対応能力が医療従事者(医師・看護師)から認知されていない。
  3. 薬剤師の社会的重要性が国民から支持されるに至っていない。

p2_2_02

これらの重大な問題点に、薬剤師を輩出する大学がこれまで対処して来なかったことは誰もが認識するはずです。6年制薬学教育課程の薬剤師を送り出すに際し、学部教育から本領域に取り組むことは意義深いと考えます。

教育面で期待される効果

p2_2_03救急領域での薬物治療を熟知することはすべての薬物治療に応用が可能です。薬剤師が医師・看護師からの信頼を得るための能力を学部学生教育から習得することができます。これにより、岡山大学薬学部は研究面のみならず、優れた臨床適応能力を持つ薬剤師を輩出することが可能です。

ページトップ