電位を制御する人工タンパク質を創成

生体物理化学分野の須藤雄気教授、塚本卓助教らの研究成果が、『Journal of the American Chemical Society』誌に掲載されました。

生物の体は電気の流れ(電位)により制御されています。電位は、イオン輸送体と呼ばれるタンパク質により制御されており、全ての生物には、イオンを濃度勾配に逆らって運ぶタンパク質(イオンポンプ)と濃度勾配に従って運ぶタンパク質(イオンチャネル)が存在します。

本研究では、光に応答するイオン輸送体に着目し、タンパク質工学的に三つのアミノ酸残基を置換することで、光開閉性のイオンチャネルを創成することに成功しました。このことから、ポンプとチャネルの違いは、わずかな構造的な違いにより決定されていることが明らかとなりました。光で電位を制御することで、様々な生命活動を光で制御することが可能となり、うつ病をはじめとする神経疾患への適用や新薬の開発につながるものと期待されます。

“Converting a light-driven proton pump into a light-gated proton channel”
Keiichi Inoue, Takashi Tsukamoto, Kazumi Shimono, Yuto Suzuki, Seiji Miyauchi, Shigehiko Hayashi, Hideki Kandori & *Yuki Sudo

プレスリリース:http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id267.html
 

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