飢餓がてんかんを抑える仕組みを解明(Neuronに掲載)

 生体膜機能生化学分野の森山芳則教授らの研究グループは、飢餓がてんかんを抑える仕組みを解明しました。飢餓がてんかん治療に有効なことは、ギリシャ時代から知られていましたが、その仕組みはこれまでわかっていませんでした。森山教授らは、飢餓状態やケトン食治療(脂肪中心の食事)により体内の脂肪が分解されてできるケトン体が、てんかん発作を起こす原因となるグルタミン酸による神経の情報伝達を切断する仕組みを発見しました。
これは、代謝と精神活動(心)の関連を初めて明らかにした成果で、新しい精神疾患治療薬の開発にもつながります。この成果は10月7日付けの米科学雑誌「NEURON (ニューロン)」に「Metabolic Control of Vesicular Glutamate Transport and Release(和訳:代謝によるグルタミン酸輸送と放出の制御)」のタイトルで掲載されました。(Neuronのwebページ

プレスリリースの資料はこちらです。
(2010.10.18 追記:国内の研究者によるトップランクの生命科学研究論文を紹介するサイト「ライフサイエンス新着論文レビュー」に解説記事が掲載されました)

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