高活性・高選択的PPARγアンタゴニストの創製

有機医薬品開発学分野の宮地弘幸教授、大橋雅生大学院生(博士後期課程)の研究成果がEuropean J. Med. Chem. 誌(IF(2013)=3.432)に採択されました。

Structural Design and Synthesis of Arylalkynyl Amide-Type Peroxisome Proliferator-Activated Receptor γ (PPARγ)-Selective Antagonists Based on the Helix12-Folding Inhibition Hypothesis.

核内受容体PPARγは糖脂質制御のみならず、がんの発症進展、免疫、記憶、学習等に深く関与する創薬標的蛋白質です。従来PPARγアゴニスト(PPARγの機能活性化剤)の創薬研究は盛んに行われていました。しかし、PPARγアンタゴニスト(PPARγの機能抑制剤)の研究は殆ど行われておらず、その化合物創製指針も皆無な状態でした。

そこで、大橋雅生大学院生はPPARγの、アゴニスト活性発現に重要な、アゴニスト活性発現に重要なPPARγの折り畳み構造誘導を阻害するという概念を提示し、具体的に高活性・高選択的PPARγアンタゴニストを複数創製することで、その概念の有用性を実証致しました。

今回の成果は、PPARγの機能解明の新たな分子ツールの創製であり、これらを応用することにより、新たな抗がん剤や糖尿病治療薬創製が期待できます。

リンク:http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0223523414010393

ページトップ