2022年を振り返って

日々の忙しさに追われて、ブログの更新を長期間サボってしまいました…。2022年は、戦争や元首相の銃撃事件、32年ぶりの円安や値上げラッシュなど驚くことばかりが起こった一年でした。

 新型コロナウイルス感染症が中国で初めて確認されたのが2019年12月でしたので、それから3年の月日が経ちました。以前のように騒がれなくはなりましたが、それでも依然としてに毎日のように新規陽性者数が報道されており、少なからず生活に影響があるのは驚きです。疾患構造や人口構造が変化し、生活習慣の乱れからもたらされる糖尿病、高血圧、またそれらが関係する循環器疾患や認知症など非感性疾患を予防することが健康寿命の延伸や国民医療費の節減に繋がることは疑っていませんが、公衆衛生環境がこれほど整っている今の日本でもウイルスがもたらす急性感染症が、現代医療をもってしても、なかなか制御できないことは驚きと残念な気持ちです。

 さて、生活習慣病を予防するには、食事、運動、睡眠(休養)はいずれも欠かせないわけですが、You are what you eat が示すように、私が一番気になっているのは食です。ご存知の方も多いと思いますが、食の基本となる栄養学は、私が学生だった頃と比べて激変しており、正反対のことが言われていることもあります。私が小学生の頃食べていた給食の牛乳やパンについても様々意見があり、コレステロール摂取に関する卵の制限量、糖質制限や断食・絶食の是非など例を上げればキリがありません。情報過多の現代では、たとえ専門家の意見であっても、それに惑わされず、自らとことん根拠を調べて何が正しいのか判断する情報リテラシーを養うことの重要性を痛感しています。ただ、特定の食品の大量かつ継続的摂取はよくないことと、全ての人に等しく良い食品はない、ということは、ひとつ言えそうです。

 2023年も食品を含めまだまだ物価が上がりそうですが、身体は食べたものでできていますので、食には気をつけたいと思います。

2022年12月28日