3つめの介入研究を準備中です

あけましておめでとうございます。

 2022年は激動の年でしたが、個人的には年末に少し明るい兆し(ニュース参照)が見え、ここ数年はなかった晴れやかな気持ちで新年を迎えることができました。何歳になっても第三者に認めて頂けることはうれしい気持ちです。これも、研究室を一緒に立ち上げてくれた1期性から現在当研究室に所属している方まで、限られた予算内で一緒に研究を頑張ってくれた学生さんや、研究に理解を示し協力してくださった研究対象者のみなさま、さらには応援してくださった様々な方々のおかげ、と心より感謝している次第です。

 さて、現在、食後血糖上昇と正常域より上がってしまった血圧を抑制する2つの介入研究を立ち上げ、続けていますが、二月の臨床研究審査専門委員会でご審議頂くべく、3つめの介入研究の準備を粛々と進めてきました。なかなか時間が取れず、私の力不足もあって、必要な申請書類を整えるのに、なんと1年も要しましたが、承認後は、終末糖化産物に関する研究を開始する予定です。前職まで行ってきた観察研究もやってみなければわからないのは同じですが、介入研究は、難しい反面、観察研究以上に考えることや、研究を始めた頃のような心が踊る新たな発見もあり、血糖、血圧に関する研究でも興味深いことが見つかってきています。考えたことが果たして当たっているのかワクワクしながら検証を行うのが、研究の醍醐味です。解析から考えられることを検証するためには、もちろん対象者の方の数が必要ですので、コロナ禍にもめげず、対象者としてご協力頂きたい、とのお願いを今年はより一層、足を使って頑張っていきたいと思っています。2023年もよろしくお願いいたします。

2023年01月13日