博士前期課程2年生の井口未唯さんが若手優秀発表賞を受賞(第17回日本生物物理学会中国四国支部大会)

2026.05.23

 令和8年5月16日に第17回日本生物物理学会中国四国支部大会が松山市において開催されました。博士前期課程2年生の井口未唯さん(生物物理化学分野)が口頭発表(英語)を行い、若手優秀発表賞を受賞しました。

発表演題:
Identification and characterization of microbial rhodopsins with high thermal stability in organic solvents
発表者:
Miyu Inokuchi¹, Keiichi Kojima², Yuki Sudo²
¹Grad. Sch. of Med., Dent. & Pharm. Sci., Okayama Univ.
²Fac. of Med., Dent. & Pharm. Sci., Okayama Univ.

研究内容:
微生物ロドプシンは、光エネルギーをイオン輸送などの様々な分子機能へと変換する膜タンパク質です。なかでも、細胞内外へと水素イオン(プロトン)を輸送する“プロトンポンプ型ロドプシン”は、pHを制御できる特性を持つことから、光によって酸塩基反応を制御する新たなタンパク質ベースの触媒システムへの応用が期待されます。本研究では、画像解析技術を駆使することで、酸塩基反応に適した有機溶媒存在下や高温条件下においても高い安定性を示す複数のロドプシン分子の同定に成功しました。さらに、分光学的解析により、これらの高安定性分子が、有機溶媒存在下でもpHを変化させる機能を保持している可能性が示唆されました。今後は、今回新たに見出した高安定性ロドプシンを活用することで、光によって酸塩基反応を制御可能な新しい触媒システムの開発を目指します。

若手優秀発表賞 表彰状

 

(お問い合せ:生物物理化学分野 須藤雄気)

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