学外合宿研修

本学部では、主として3年生を対象として、製薬企業の研究所、工場、公的研究機関(理化学研究所等)の見学、研修を行っています。これまでにアルフレッサファーマと東和薬品の工場、理化学研究所計算科学研究機構(AICS)のスーパーコンピューター京、理化学研究所播磨放射光科学総合研究センターの大型放射光施設・SPring-8やX線自由電子レーザー施設・SACLA、武田薬品京都薬用植物園などを訪問しています。宿泊所では若手教員の講演を通じて、研究者というキャリアパスを考えたり、あるいは研究の魅力について話し合ったりします。本研修は研究室配属直後の学生にとって、研究活動と向き合い、将来を考える上での良い機会となっています。

小野薬品にて
小野薬品にて:会社の概要を説明頂いた後、研究所を見学させて頂きました。

武田薬品京都薬用植物園にて
武田薬品京都薬用植物園にて:植物園、資料館を見学させて頂きました。

田辺三菱製薬医薬史料館にて
田辺三菱製薬医薬史料館にて:史料館を見学させて頂きました。

くすりの道修町資料館にて
くすりの道修町資料館にて:資料館を見学させて頂きました。

 

早期体験・実務実習

平成18年度から開始した6 年制教育の大きな特徴は、病院と保険薬局において指導薬剤師の指導、監督下に薬を調合する調剤や患者さんへのお薬の説明といった基本的な薬剤師行為を行う参加型の実務実習の実施です。当然、薬学生は薬剤師免許を持っていません。そのために、実務実習を行うために、薬学部内の調剤実習室において、調剤(錠剤・水剤・散剤・外用薬など)や患者さん(模擬患者)を想定したコミュニケーション実習などの臨床準備教育を行います。さらに、この臨床準備教育では高度医療に対応し、臨床現場の第一線で活躍している岡山県内の主要病院薬剤部の薬剤部長の講義を受け、先端医療の現状を学びます。加えて、これらの知識に基づいて薬剤師としてあるべき姿、理想の薬剤師像について学生間でディスカッションを行い、実務実習へ臨む態度について学習します。 このような臨床準備教育を行い、学生は実務実習を行うための薬学生として必要な知識、技能及び態度を有しているかを薬学共用試験(CBT、OSCE)で4年次に評価されます。薬学共用試験に合格した学生は、11週間の市内薬局での実習に続き、11週間の岡山大学病院での実習に臨みます。

早期体験学習
入学直後に、薬剤師の役割を学生自身が考える機会を設けることで、学びの動機を明確にします。

臨床準備教育
臨床現場での実習に向け、模擬環境下で薬剤師の基本技能を修得します。
薬局実務実習
地域医療を担う薬剤師の業務を体験し、基本的な知識・技能・態度を学びます。
病院実務実習
岡山大学病院で、高度先進医療を担う薬剤師業務に触れ、知識・技能・態度を磨きます。

 

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