研究室

環境生物薬学[受験生・一般の方向け]

こんなことを研究しています

環境微生物の中には,ヒトに感染して病気を起こすものが存在します。微生物による病気を治療する,あるいは予防するためには,“微生物のこと”,“病気のこと”を十分に知る必要があります。私たちは微生物,中でも“細菌のこと”に関する研究を行っています。細菌は分裂増殖を繰り返し周囲の菌密度が高くなると,新たなライフスタイルの確立に向けた集団行動を開始します。例えば,抗菌物質や分解酵素群の生産,バイオフィルム天然あるいは人工の物質の表面に形成され、粘性のある多糖体ゲルに覆われた微生物集合体をバイオフィルム(生物膜)と呼びます。一般的には多種類の微生物から構成されますが、特定の能力(薬剤耐性など)を持つ単一の微生物から構成されることもあります。の形成です。私たちは食中毒を起こす細菌に関して,集団行動を誘発するシグナル分子,その分子によって集団行動が開始されるプロセスについて研究を行っています。一方,下痢やおう吐など病気の症状には,毒素と呼ばれる特殊な蛋白質が深く関わっています。私たちは食中毒を起こす細菌の毒素に関して,生産や分泌の仕組み,毒素の働きに必須な領域の検索などの研究を行っています。特に最近では,無細胞合成系を用いて調製した毒素や変異蛋白質の機能解析に力を注いでいます。

uid000006_201007121657232b63869d

有害な化学物質による環境汚染の修復法として,化学物質を分解する微生物を用いた生物学的なものが知られています。私たちはジクロロメタンやクリーニング溶剤を分解する有益菌を水や土壌などの環境試料から単離し,生物学的な修復法へ応用する研究を進めています。

教員紹介

uid000006_2010071216572841f00580
三好 伸一
Shin-ichi MIYOSHI
専門分野 衛生薬学

受験生、在学生にひとこと

ヒトの健康を維持・増進するためには,環境微生物の有害性と有益性を明らかにすることが不可欠です。みなさんも“環境微生物の不思議”解明に挑戦しませんか。

ホームページへのリンク

研究室ホームページ

研究者の方向けのページ(本サイト内)

ページトップ