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薬学科6年生の海士部あすかさんが学生優秀発表賞を受賞(日本農芸化学会2026年度中四国支部大会)
2026.10.26
令和8年9月10日~11日に日本農芸化学会2026年度中四国支部大会が鳥取県鳥取市で開催されました。薬学科6年生の海士部あすかさん(天然物化学分野)が口頭発表を行い、学生優秀発表賞を受賞しました。
発表演題:13C標識酢酸投与実験によるSymbiodinolactone Aの生合成研究
発表者:海士部あすか1、栗本慎一郎2、久保田高明2(1岡山大薬、2岡山大院医歯薬)
研究内容:渦鞭毛藻はアルベオラータに属する単細胞真核生物で、主に海洋に生息しており、サンゴなどの海洋生物と共生する種や、赤潮の原因となる種も知られています。また、渦鞭毛藻は特異な化学構造と顕著な生物活性をもつ多様なポリケチド化合物を産生しており、それらは新たな作用機序をもつ医薬品のシーズとして期待されています。渦鞭毛藻のポリケチド生合成には、他の生物種には見られない特異な機構が関与していることが示唆されています。しかし、渦鞭毛藻はゲノムが巨大で、その構造も特殊であることに加え、遺伝子操作法も十分に確立されていないため、その詳細は解明されていません。この特異な機構を解明して利用することができれば、有用な天然化合物の効率的な生産や新たな有用化合物の創製につながることが期待されます。本研究では、沖縄で採集した無腸動物に共生していたSymbiodinium属の渦鞭毛藻が産生するマクロリド化合物について、その生合成経路の解明に取り組み、新たな知見を得ました。本研究の成果は、渦鞭毛藻のポリケチド生合成に関与する特異な機構の解明につながることが期待されます。
(お問い合わせ:天然物化学分野 久保田高明)
