薬剤師資格を取得し医療への貢献を目指す6年制コース

薬学科薬剤師を養成するためのコースです。医療の一翼を担う「薬剤師」には、薬学の知識を国民の健康確保のために最大限に活用するという社会的使命があります。これまでの薬学部では、薬の専門知識と研究手法や実験手技を体得するために、3年次で専門科目に関連した実習(午後2時限分)を行い、4年次には、各研究室に配属され、大学院生に混じって教員指導のもとで1年間研究(卒業論文実習)を行ってきました。6年制では、薬剤師としての専門的な知識と技能および態度を修得する病院と保険薬局での実務実習が約5倍に増えます。5-6年次に病院実習(2.5ヶ月)と保険薬局実習(2.5ヶ月)を行います(図B参照)。実務実習の前には、患者さんへの接遇法などの事前教育を受講します。病院の薬剤師や保険薬局の薬剤師も交え、医師や患者役の教員とのロールプレイ(面談実務)や治療方針プランを決定するためのグループ討論(Small Group Discussion, SGD)を行います。

当学部では、全国の国公立大学に先駆けて2001年度からSGDを選択科目として取り入れました。一方でこのような実習がない時期には、各研究分野の研究室で研究(卒業論文実習)を行います。学部卒業後は、薬剤師国家試験に合格することで「薬剤師」として活躍できます。さらに薬剤師の資格を有した上で大学院博士課程(4年)へ進学し、「博士」の学位を有する研究者を目指すことも可能です。

6年制コース
図B

適合認定マーク
当学部薬学科(6年制薬学教育プログラム)は、薬学教育評価機構の定める「薬学教育評価基準」に適合していると認定されました(2022年度)。

 

共用試験結果

2023年度 実施日程 合格者数 合格基準
CBT 本試験 2023年12月4日  37人 正答率60%以上
OSCE 本試験    2023年12月17日
追再試験 2024年 2月18日
37人 細目評価70%以上
概略評価5以上
共用試験 37人

薬剤師国家試験合格状況

第106回薬剤師国家試験における本学の(令和2年度6年制)新卒合格率は88.64%でした。
(全国の6年制新卒合格率は90.37%)

6年制移行後の薬剤師国家試験合格状況

新卒 その他
(既卒者および旧4年制卒業者・受験資格認定者)
総数
受験者数 合格者数 合格率(%) 受験者数 合格者数 合格率(%) 受験者数 合格者数 合格率(%)
第106回 44
(3)
39(1) 88.64 11 6 54.55 55 45 81.82
第105回 36(1) 32(1) 88.89 11 6 54.55 47 38 80.85
第104回 43
(5)
39
(4)
90.70 14 10 71.43 57 49 85.96
第103回 38
(1)
37
(1)
97.37 13 8 61.53 51 45 88.24
第102回 38
(1)
35
(1)
92.11 12 8 66.67 50 43 86.00
第101回 42
(0)
37
(0)
88.10 14 10 71.43 56 47 83.93
第100回 39
(0)
31
(0)
79.49 13 9 69.23 52 40 76.92
第99回 44
(1)
34
(0)
77.27 3 1 33.33 47 35 74.47
第98回 40
(2)
39
(1)
97.5 3 2 66.67 43 41 95.35
第97回 43
(0)
41
(0)
95.35 6 4 66.67 49 45 91.84

*新卒の( )は標準修業年限を超えたもので内数

TOP