研究
research
研究プロジェクト
腸健康科学研究センター
「腸健康科学研究センター」は、令和6年4月に全学センターとして設置されました。
腸疾患は罹患率の最も高い疾病の一つであり、全世界では下痢症などの急性腸疾患によってエイズやマラリアを上回る150万人が死亡しています。一方、わが国では潰瘍性大腸炎などの慢性腸疾患が増加しています。
このような社会情勢を鑑み、本学の研究マネジメント体制のもと、多分野統合型の研究体制・組織を構築し、人(患者と健常者)のデータを利活用した網羅的な腸研究を推進し、社会実装へ繋げ、腸と人の健康増進に貢献すること目指し、設置されたものです。
新興・再興感染症研究基盤創生事業(海外拠点研究領域)
- NICED 玄関に飾られたプレート
岡山大学では文部科学省の「新興・再興感染症研究拠点形成プログラム」に採択され、2007年9月度にインド感染症共同研究センター(インド研究拠点)を開設しました。そして、同省「感染症研究国際ネットワーク推進プログラム」を経て、日本医療研究開発機構(AMED)「感染症研究国際展開戦略プログラム 」、さらに現在は、同機構「新興・再興感染症研究基盤創生事業(海外拠点研究領域)(2020~2024年度)」に参画しています。
インド研究拠点はコルカタ市にあるNational Institute of Cholera and Enteric Diseases(NICED、インド国立コレラ及び腸管感染症研究所)内に設置され、岡山大学からは複数の教員と事務職員が派遣され、常駐しています。
成均館大学薬学部(韓国)との教育連携
スーパーグローバル大学へ向けての薬学系の取組み:
-成均館大学薬学校との研究・教育連携の深化-
- 協定書署名式(平成26年11月20日、岡山大学薬学部) (前列左より)谷本光音 研究科長、荒木 勝 副学長、J.M.Cho 副学長、K. H. Chung 薬学校長 (後列)檜垣和孝 薬学部長(左から3番目)他
岡山大学薬学部(大学院薬科学専攻)は、韓国の有力大学である成均館大学薬学校(韓国、Suwon (水原))との間で以下の研究・教育交流を実施しています。
1.博士学位ダブル・ディグリープログラムの創設
平成27年度から博士後期課程での博士学位のダブル・ディグリープログラム(Double Degree Program)を開設しました。プログラムに参加する学生は両大学院で正規の授業を履修し、両大学の教員による連携研究指導を受け、両大学から博士学位の取得を目指します。
2.成均館大学薬学校への学生の派遣(平成26年9月)
- 成均館大学(ソウルキャンパス)正門
成均館大学での英語で実施される薬学専門科目の授業を体験聴講するために7名の薬学部学生を成均館大学に派遣しました。
3.大学院連携教育のトライアル実施(平成26年11月)
大学院での国際教育連携として、成均館大学薬学校の有機化学系教員2名(Y.H. Jung教授、I.S. Kim准教授)を招聘し、講義およびセミナーを実施しました。
4.成均館大学薬学校からの短期留学生の受入れ(平成27年2月)
キャンパス・アジア事業のナノ・バイオテクノロジーコース(2週間)の学生として、成均館大学薬学校の5名の学部学生を受入れ、特別講義・研究室訪問・フィールドワークなどのプログラムを実施しました。