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第77回日本細菌学会中国・四国支部総会で創薬科学科4年生の栗生綾乃さん(分子生物学分野)が学生優秀発表賞を受賞しました。
2024.10.15
令和6年10月5日~6日に第77回日本細菌学会中国・四国支部総会が岡山県岡山市で開催されました。創薬科学科4年生の栗生綾乃さん(分子生物学分野)が口頭発表を行い、学生優秀発表賞を受賞しました。
発表演題:
ヒト病原性細菌感染モデルとしてのアフリカツメガエルの利用
発表者:
栗生綾乃¹、石川一也²、古田和幸²、垣内力²
(¹岡山大・薬・分子生物学、²岡山大・院医歯薬(薬)・分子生物学)
研究内容:
細菌感染症のメカニズムの解析や治療薬を開発する際には、感染モデル動物を用いた解析が必要です。これまで感染モデル動物として用いられてきたマウスなどの哺乳動物は倫理面・コスト面から使用数の制限があり、多数回の感染実験を行うことが困難でした。
本研究では、アフリカツメガエルがヒト病原性細菌の感染モデル動物として利用できるかの検討を行いました。アフリカツメガエルは様々なヒト病原性細菌の腹腔内注射により感染死を起こしました。さらに、アフリカツメガエルは細菌の病原性遺伝子の機能評価や抗菌薬の有効性評価に利用できることが明らかとなりました。以上の研究成果は、哺乳動物感染モデルに代替する簡便な感染モデルの確立として、本学会で高い評価を受けました。
参考URL:https://sites.google.com/ous.ac.jp/77tyuushikoku/
(お問い合わせ:分子生物学分野 垣内力)