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エジプト産ギョリュウ科植物Tamarix niloticaから、大環状構造を有する加水分解性タンニンnilotinin T1など5種の新規化合物の構造が確立

2013.06.14

天然医薬品資源学・波多野力教授、谷口抄子助教と、エジプトのアル・アザール大学M. A. Orabi博士らとの共同研究がJ. Nat. Prod.誌（IF 3.128）に掲載されました。エジプト産のギョリュウ科植物Tamarix niloticaから単離された5種の新規化合物について、加水分解性タンニン単量体～三量体の構造が確立されました。中でもnilotinin T1はdehydrodigalloyl基および isodehydrodigalloyl基によって糖残基間が架橋された特異な大環状構造を有することが解明されました。

Orabi MA, Taniguchi S, Sakagami H, Yoshimura M, Yoshida T, Hatano T

J. Nat. Prod., 76, 947-956 (2013).