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尿路結石形成を防ぐ腸内細菌ではたらくシュウ酸輸送体の立体構造を解明
2023.04.04
構造生物薬学分野の林真弘さん(修了生)、末廣悠太さん(現M1)、堤尚孝助教、山下敦子教授は、生物物理化学研究室の小島慧一助教、須藤雄気教授や、分子科学研究所、京都大学、理化学研究所(研究当時)ほかの研究グループと共同で、尿路結石形成に関わるシュウ酸分解菌が腸内からシュウ酸を吸収するときに利用するシュウ酸輸送体について、立体構造と作動メカニズムを解明し、プレスリリースを行いました。
本研究は、日本学術振興会・科学研究費補助金(JP20H03195)、公益財団法人公益財団法人小柳財団などの支援を受けて実施しました。
本成果は、2023年4月3日(月)に英国の科学総合誌であるNature Communications誌に掲載されました。
プレスリリース:https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1074.html
雑誌名:Nature Communications (https://doi.org/10.1038/s41467-023-36883-5)
論文題目: Structure and mechanism of oxalate transporter OxlT in an oxalate-degrading bacterium in the gut microbiota
著者: Titouan Jaunet-Lahary, Tatsuro Shimamura*, Masahiro Hayashi, Norimichi Nomura, Kouta Hirasawa, Tetsuya Shimizu, Masao Yamashita, Naotaka Tsutsumi, Yuta Suehiro, Keiichi Kojima, Yuki Sudo, Takashi Tamura, Hiroko Iwanari, Takao Hamakubo, So Iwata, Kei-ichi Okazaki*, Teruhisa Hirai*, Atsuko Yamashita* (*: Corresponding authors)
(お問い合わせ:構造生物薬学分野 山下 敦子)