こんなことを研究しています

私たちの生活は、医薬品をはじめ化粧品、農薬、食品添加物など、様々な化学物質の恩恵をうけて成り立っています。これらの化学物質には、私たちのために様々な有益な側面を持つと同時に、人間の健康にとって有害な面、すなわち毒性を持っています。そのため、誤った使用法や事故により健康被害を引き起こしたりもします。新しい化学物質を安全に使用するためには、その物質がどんな毒性を持っているのかを予め評価する必要があります。従来の、化学物質の毒性評価手法、すなわち動物を用いた毒性試験は、非常に時間とコストがかかります。さらに、近年では動物福祉のため出来る限り動物を用いない評価法が求められています。 私たちの研究室では、細胞を使用したインビトロ法およびコンピューターを用いたインシリコ法といった、様々な手法を組み合わせた、効率的で信頼性の高い次世代の毒性(安全性)評価スキームの基盤となる手法開発を目指しています。私たちの研究に興味があれば、お気軽にお問い合わせ下さい。

教員紹介

  • 小野 敦/Atsushi ONO
    専門分野:毒性学、リスク評価学
  • 児玉 進/Susumu KODAMA
    専門分野:分子毒性学

受験生、在学生にひとこと

医薬品をはじめとした多くの化学物質を安全に使用するため、安全性評価法の開発やルール(ガイドラインなど)の策定などを通じて社会に貢献する科学を、レギュラトリーサイエンスと呼んでいます。私たちの研究室では、レギュラトリーサイエンスに興味のある学生をお待ちしています。

ホームページへのリンク

研究者の方向けのページ

TOP