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第36回微生物シンポジウムで博士前期課程2年生の采女美生さん(分子生物学分野)が優秀発表賞を受賞しました。
2024.10.15
令和6年8月30日~ 31日に第36回微生物シンポジウムが東京都八王子市で開催されました。博士前期課程2年生の采女美生さん(分子生物学分野)が口頭発表を行い、優秀発表賞を受賞しました。
発表演題:
べん毛構成因子MotBが枯草菌のアミノグリコシド感受性を上昇させる機構
発表者:
釆女美生、石川一也、古田和幸、垣内力
(岡山大・大学院医歯薬学総合研究科・分子生物学分野)
研究内容:
世界中で抗生物質に対して耐性化した細菌が増加しており、新たな感染症治療薬の開発が必要となっています。
本研究では、細菌べん毛構成因子MotB の過剰発現が枯草菌のアミノグリコシド系抗生物質に対する感受性化を引き起こすことを発見しました。さらに、この感受性化メカニズムには、細菌のタンパク質分解酵素が関与していることが明らかとなりました。本研究成果は、細菌のタンパク質分解酵素を標的とした感染症治療薬の開発につながる知見として、本学会で高い評価を受けました。
参考URL:https://36th-microbial-science.infotecs.jp/
(お問い合わせ:分子生物学分野 垣内力)