第49回日本毒性学会学術年会 学生ポスター発表賞受賞

2022.07.13

令和4年7月1〜3日 第49回日本毒性学会学術年会が札幌市で開催されました。本学会において、博士後期課程2年生の森本 睦さん(薬効解析学分野)が学生ポスター発表賞を受賞しました。

発表演題:活性カルボニル種メチルビニルケトンの修飾を介したPI3K 抑制機構
発表者:森本 睦, 高杉展正,上原 孝

研究内容: タバコ煙などに含まれているメチルビニルケトンはアルキル化剤として知られ、タンパク質システイン残基に共有結合する性質を有しています。今回、メチルビニルケトンの作用メカニズムを検討し、成長因子刺激に伴うPI 3-キナーゼ―Aktシグナル活性化を特異的に阻害することを見出しました。さらに、メチルビニルケトンの標的タンパク質ならびに結合部位の特定にも成功しました。今後、メチルビニルケトンによる生体への薬理・毒性作用の詳細を検討する予定です。

   

(掲載日:2022年 7月 13日)
(お問い合わせ:薬効解析学研究室 上原 孝)

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