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第37回微生物シンポジウムで博士後期課程1年生の釆女美生さん(分子生物学分野)が優秀発表賞を受賞しました
2025.12.03
令和7年11月1日～ 2日に第37回微生物シンポジウムが大阪府吹田市で開催されました。博士後期課程1年生の釆女美生さん(分子生物学分野)が口頭発表を行い、優秀発表賞を受賞しました。
発表演題： マクロライド耐性遺伝子ermCの枯草菌への多面的作用
発表者： ○釆女美生¹, 石川一也², 三好裕介1, 古田和幸², 三好伸一2, 3, 垣内力²
(¹岡山大・大学院医歯薬学総合研究科、²岡山大・学術研究院医歯薬、3岡山大・腸健康科学研究センター)
研究内容：本研究では、マクロライド系抗菌薬への耐性を引き起こす遺伝子が、枯草菌のバイオフィルム形成やマクロライド以外の抗菌薬に対する耐性に影響することを明らかにしました。本研究の結果は、薬剤耐性遺伝子が標的薬剤への耐性付与だけでなく、細菌の表現型を多面的に変化させる事例と捉えられます。この成果は、薬剤耐性遺伝子の新たな生理機能を示唆するものであり、本学会において高く評価されました。
参考URL：https://www.sanken.osaka-u.ac.jp/microbe37sympo/
（お問い合わせ：分子生物学分野 垣内力）