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肺がん細胞に対するレチノイン酸とヒストン脱アセチル化酵素阻害剤の相乗的増殖抑制効果を発見 (PLoS Oneに掲載)
2011.01.06
創生医薬化学分野の宮地弘幸教授と川崎医大総合外科学教室の深澤拓也講師らとの共同研究成果がPLoS One (2009年 IF=4.351)に掲載されました。
この研究で、著者らは各種ヒト肺がん細胞の増殖に対し、ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤が顕著な細胞増殖抑制効果を示すのみならず、核内受容体であるレチノイン酸受容体のアゴニストを併用することにより相乗的ながん細胞増殖抑制効果が得られる事を明らかにしました。
本発見は肺がん治療に対する新規分子標的医薬創製の研究指針を与えるものであります。