海馬神経細胞におけるATP放出機構を解明(Cereb Cortex誌)

2011.09.27

生体膜機能生化学分野の森山教授、オスロ大学(ノルウェー)のGundersen教授らの研究成果がCereb Cortex誌に掲載されました。

ATPは神経伝達物質として機能し、これをプリン性化学伝達といいます。
我々が発見した小胞型ヌクレオチドトランスポーター(VNUT)が、学習・記憶を司る海馬神経細胞のプリン性化学伝達に必須であること、ATPの放出部位、及び、放出のタイミングは他の神経伝達物質と異なることを見いだしました。本研究によりこれまでよくわかっていなかったATP放出機構が分子レベルで理解できるようになりました。

TOP