神経障害を引き起こすサラ病の新しい病態メカニズムを発見(J. Neurochem誌)

2011.09.27

ゲノムプロテオーム解析部門の宮地助教、膜蛋白質機能科学分野の表准教授、生体膜機能生化学分野の森山教授らの研究成果がJ. Neurochem誌に掲載されました。

小胞型神経伝達物質トランスポーターは化学伝達のかなめ分子です。
2008年に当研究グループはアスパラギン酸とグルタミン酸を輸送する小胞型興奮性アミノ酸トランスポーター(VEAT)を発見しました。これに引き続き、本研究によりVEATの機能異常が知能障害や言語障害などの神経障害を引き起こすサラ病の原因となることを見いだしました。アスパラギン酸とグルタミン酸化学伝達はサラ病の新しい創薬ターゲットとなると考えられます。

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