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肝臓X受容体(LXR)にもノンゲノミックな機能性タンパク質制御機構が存在する(J. Med. Chem.誌に発表)
2012.09.06
創生医薬化学分野の宮地弘幸教授と東京大学分子細胞生物学研究所の橋本祐一教授らとの共同研究成果がJournal of Medicinal Chemistry (2011年 IF=5.248)に掲載(参照)されました。
核内受容体の機能は従来,DNAへの結合を介して転写を活性化するゲノミックな制御が知られていました。しかし近年核内受容体には転写を介さないノンゲノミックな作用も存在することが報告されるようになりました。本研究では,肝臓X受容体(LXR)のリガンド刺激に伴う炎症誘発性タンパク質の機能抑制作用はノンゲノミックな作用であることを突き止めました。またノンゲノミックな作用のみを選択的に引き起こすLXRリガンドの創生にも成功致しました。