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Roxbin Bは、Cuspininとして報告されていたものと同一の化合物であることが証明
2013.06.13
天然医薬品資源学分野の波多野力教授、伊東准教授(現 岡山県立大学教授)と、関西学院大学・山田英俊教授、長崎大学・田中 隆教授らとの共同研究がJ. Org. Chem.誌(IF 4.450)に掲載されました。先にバラ科植物のRosa roxburghiiから単離され、その推定構造が1987年に3-O-galloyl-1,2;4,6- bis-O-(S)-hexahydroxydiphenoyl-β-D-glucoseであるとして提出されていたroxbin Bは、ブナ科植物のCastanopsis cuspidata var. sieboldiiから単離され1989年に1-O-galloyl-2,3-(R);4,6-(S)-hexahydroxydiphenoyl-β-D-glucoseの構造が報告されていたcuspininと同一の化合物であり、後者の構造を有することが確立されました。
Yamaguchi S, Hirokane T, Yoshida T, Tanaka T, Hatano T, Ito H, Nonaka G, Yamada H
J. Org. Chem., 78, 5410-5417 (2013).