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ゲノム・プロテオーム解析部門の加藤百合助教が優秀発表賞を受賞(日本薬学会第136年会)
2016.05.09
平成28年3月26~29日、日本薬学会第136年会がパシフィコ横浜で開催されました。
加藤百合助教(ゲノム・プロテオーム解析部門)が口頭発表を行い、優秀発表賞(口頭発表の部)を受賞しました。
発表演題:小胞型ヌクレオチドトランスポーター特異的阻害剤の同定とプリン作動性化学伝達のin vivo制御
発表者:加藤百合1,2、日浅未来1、門脇敦志1、島和弘3、市川玲子4、岩槻健4、北原吉朗4、井上剛1、遠藤康男3、表弘志1、森山芳則1,2、宮地孝明2(1岡山大院医歯薬、2岡山大自然研セ、3東北大院歯、4味の素イノベーション研)
研究内容:
小胞型ヌクレオチドトランスポーター(VNUT)は分泌小胞内へのATPの充填装置であり、プリン作動性化学伝達の必須因子である。本研究ではin vivoでも有効なVNUTの特異的阻害剤を同定し、この阻害剤が炎症性疼痛に有効であることを見いだした。VNUTは糖尿病や緑内障などの疾患に関与しているため、今後、この阻害剤がこれら治療薬の有用なリード化合物になると期待される。
学会HPのお知らせ
http://nenkai.pharm.or.jp/136/web/1_2_osirase.html
(掲載日:2016年5月9日)
(お問い合わせ:ゲノム・プロテオーム解析部門 宮地孝明)